コラム

肩こりと首こりの状態

頭痛との関連は肩こりではありません

首の筋肉

頭痛の要因としてよく肩こりが挙げられます。

頭痛があるのでマッサージで肩をほぐしてもらう・・・など殆ど肩こりが中心に考えられます。

実は頭痛との関連は肩こりではありません。

関連する筋肉は後頭下筋群と頭・頚板状筋、頭に近い上部僧帽筋です。

肩こりは下部僧帽筋の緊張を意味します。

これらの筋肉は頭を支える上で非常に重要であり負担がかかっています。

前屈位(頭を前に下げる)になるとこれらの筋肉は頭を支えるために一層頑張らなければなりません。

反対に後屈位(頭を後ろに)ではこれらの筋肉は緩んできます。

自分で触りながら前屈。後屈をしてみると緊張と緩みが確認できると思います。

頭はどれくらい重い?

頚部の傾きと頚部への負荷

頭の重さは約5kgあります。これは頭の位置が真っ直ぐに保たれている時です。

これが直接首への負担となります。

ここで、前屈したとき角度によって実質的な重さが変わるというデータをご紹介します。

皆さんは殆どスマートフォンを使用されているのではないでしょうか?それを見ている時の姿勢です。

通常5kg前後であった負担は角度15度では12kg、角度が大きくなるにつれ重さの負担が大きくなり60度では30kg近い重さが首への負担となります。

スマートフォンの使用だけでも首こりの大きな要因となるのです。